問題の温泉は北海道常呂郡留辺蘂町に存在した。温根湯温泉街の東端あたり に位置する。正確な住所はここでは書けない。この外 観をもとに探し出してみたまえ。
いまにも朽ち果てんばかりの傾いた壁づ たいに進んだ奥にある玄関をくぐるとそこにはこれまで見たことのない不思議な光景が広がっていた。そこには電極の上に載せられた水が日付毎に整理されて整然と並んでいた。
それだけではない。単なる健康椅子だと思っていたソファーの座蒲団の下に は、これまた怪奇な電極マットが 敷かれていたのだ。
どうやら「ドクタートロン」な るものはこの電極マットから発せられているらしい。うーん、あやしい。あやし いがれっきとした東日本医師共同組合の推薦状が あったので納得。