http://www.mew.org/release/info/mew_27.html.ja#SEC27 に書いてあった。
このページが無くなってしまうと困るので、ここに一部を残させていただきます。
3.6 マルチパートの作成 さて、ここでマルチパートの作り方を披露しましょう。 たとえば、+draft/1 でメッセージを書いているときに、`C-cC-a' と入力すると、草稿の一番下に ----------------------------- attachments ----------------------------- Multipart/Mixed 1/ 1 Text/Plain(guess) CoverPage* 2 . --------0-1-2-3-4-5-6-7-8-9-------------------------------------------- という行が挿入されます。"1/" はマルチパートを構築するための一時的なディレクトリで、実体は "~/Mail/attach/1" です。パート 1 の CoverPage は本文を意味します。ここで Draft モードは次のようになっているでしょう。 To: mew-dist Subject: ここがヘッダ From: Kazu Yamamoto <Kazu@Mew.org> X-Mailer:Mew version 3.2 on Emacs 21.2 ---- 本文だよ。 ----------------------------- attachments ----------------------------- Multipart/Mixed 1/ 1 Text/Plain(guess) CoverPage* 2 . --------0-1-2-3-4-5-6-7-8-9-------------------------------------------- 3つの領域を以下のように呼ぶことにします。 "----" より上を 「ヘッダ」 "----" から "attachments" までを「本文」 "attachments" より下を「添付領域」 Draft モードでは、リージョンによってキー割当が違います。 たとえば、`TAB' は以下のようになります。 ヘッダ さまざまな補完。 本文 TAB の挿入。 添付領域 なにもしない。 `c' だと以下のようになります。 ヘッダ c を挿入。 本文 c を挿入。 添付領域 ファイルのコピー。 以下、添付領域でのキー割当です。 `C-p' 現在のディレクトリの前のファイルへ移動。 `C-n' 現在のディレクトリの後のファイルへ移動。 `C-f' 1 番目のサブディレクトリに移動。 `C-b' 親ディレクトリに移動。 `c' ファイルのコピー。"." 上で有効。ネットワーク経由でも可。リモートのファイルをコピーする場合は、"/[user@]hostname:/filepath"の形式でファイルを指定。 `l' ファイルへシンボッリクリンクを張る。"." 上で有効。添付ファイルを `f' を使って読み込んで編集する場合は、実体を編集してしまわないように、`l' ではなく `c' でコピーすべき。 `d' ファイルとディレクトリの消去。 `m' サブディレクトリ(つまりマルチパート)の作成。"." 上で有効。 `f' ファイルをバッファに読み込む。 `F' 新規ファイルをバッファに読み込む。"." 上で有効。 `y' Message モードに表示されているメッセージにリンクを張る。"." 上で有効。 `e' external-body の入力。"." 上で有効。 `a' 音をサンプリングしオーディオファイルとして挿入。"." 上で有効。 `p' 入力されたユーザの PGP 公開鍵を取り出す。"." 上で有効。 `D' ちょっとした説明(Content-Description:)の入力。 `T' データ型(Content-Type:)の変更。 `t' データ型に関し、テキストとバイナリを反転させる。 `I' Text/* 型の入力 coding-system を指定する。 `C' Text/* 型の出力 coding-system を指定する。 `P' 受信側でこのパートを保存する際のファイル名(Content-Disposition:)の変更。ファイル名の入力の際に、単に `RET'を押すと値が消える。そして、送信側のファイル名が `*' と共に表示される。 添付領域では、ファイルの拡張子によってデータを取り扱います。現在サポートしている拡張子は以下の通りです。 .txt Text/Plain .html Text/Html .rtf Text/Enriched .css Text/Css .sgml Text/Sgml [0-9]+ Message/Rfc822 .ps Application/Postscript .pdf Application/Pdf .xml Application/Xml .doc Application/Msword .xls Application/Vnd.Ms-Execl .ppt Application/Vnd.Ms-Powerpoint .tar|.tar.|.gz|.Z|.taz|.tgz|.bz2?|.lzh|.zip|.bin|.pgp|.gpg|.exe|.dll Application/Octet-Stream .gif Image/Gif .tiff Image/Tiff .jpe?g Image/Jpeg .png Image/Png .xwd Image/X-Xwd .xbm Image/X-Xbm .xpm Image/X-Xpm .bmp Image/X-Bmp .pcx Image/X-Pcx .tga Image/X-Tga .au Audio/Basic .wav Audio/X-Wav .aif?f Auido/X-Aiff .midi? Auido/X-Midi .mpga|.mp[23] Audio/X-Mpeg .mpe?g Video/Mpeg .mov Video/Quicktime .avi Video/X-Msvideo コピーするときのファイル名は、適切なデータ型を推測できるよう拡張子に気を付ければなんでもよいです。もし、該当する拡張子がない場合、 `mew-content-type' で指定されるデータ型が選ばれます。デフォルトは、 Text/Plain(テキスト)です。 `c' でファイルをコピーすると、たとえば次のようになります。 ----------------------------- attachments ----------------------------- Multipart/Mixed 1/ 1 Text/Plain(guess) CoverPage* B 2 Image/Gif MagicPoint のロゴ mgp.gif Q 3 Application/Postscript 資料 ohp.ps 4 . --------0-1-2-3-4-5-6-7-8-9-------------------------------------------- 各行は、 マーク (Content-Transfer-Encoding:) パート番号 データ型 (Content-Type:) 説明 (Content-Description:) ファイル名 (Content-Disposition:) から構成されています。 データ型(Content-Type:)は `T' によって変えられます。データ型がテキスト(Text/Plain)かバイナリ(Application/Octet-Stream)の場合は、`t' によって一方を他方へ反転できます。 マーク(Content-Transfer-Encoding:)を変更する方法は、See section 3.12 マークを使った PGP/MIME の作成 を参照して下さい。説明(Content-Description:)は `D' で入力できます。この説明のカラムは、See section 3.12 マークを使った PGP/MIME の作成 で説明する暗号化の際に上書きされます。 第5カラムに表示されるのは、実際にはコピーしたファイル名か Content-Disposition:、つまり、受信者がそのパートを保存する際のファイル名です。Content-Disposition: の値があれば、それが表示されます。なければ、コピーしたファイル名に `*' を付加して表示します。ファイルをコピーした際の Content-Disposition: の値は、コピーしたファイル名が指定されています。ただし、Message/* と Multipart/* には Content-Disposition: は設定されません。Content-Disposition: を指定するには、`P' を利用して下さい。 ファイルはシングルパートに、ディレクトリはマルチパートに対応します。ですから、ファイル構造を作っていく感覚で複雑なマルチパートを作成できます。簡単でしょ? ディレクトリのデフォルトのデータ型は一般的なマルチパート (Multipart/Mixed)です。これも `T' によって変更できます。 お好みのマルチパートが作成できたら、前節で述べたように `C-cC-m' か `C-cC-c' を利用してメッセージを送信して下さい。 パートの実体が外部にある external-body を作成するコマンド`e' について説明しましょう。access-type に ftp か anon-ftp を入力するときは、 ange-ftp のおかげでリモートのファイル名が補完できます。access-type が local-file の場合は、もちろんファイル名を補完できます。 もし、マルチパートの作成途中でやっぱりシングルパートに戻したくなったら、一番上のマルチパート部分で `d' を押して下さい。
http://www.eva.hi-ho.ne.jp/shirasu/kokudou3.html
ふーん。なるほどねー