26日午前4時50分ごろと同6時8分ごろ、北海道を中心に強い地震があり、日高、十勝、釧路管内で震度6弱を観測した。
浦河町で高さ1.3メートルの津波が観測された。住宅被害や道路損壊、火災が相次ぎ、重軽傷者は数十人に上った。特急の脱線や製油所火災も発生した。政府は官邸対策室を設置。道は陸上自衛隊第5師団に災害派遣を要請した。
気象庁によると、4時50分の地震の震源地は釧路沖で、震源の深さは約42キロ、マグニチュード(M)は8.0と推定される。6時8分の地震は余震とみられ、震源地は十勝沖で、震源の深さは約60キロ、M7.0と推定される。
気象庁は北海道太平洋沿岸東部、中部に津波警報を発令。浦河町で高さ1.3メートルの津波が観測され、北海道、東北地方の太平洋岸各地でも津波が観測された。
官邸対策室によると、同8時現在の負傷者は51人。豊頃町は住民約400人が避難するなど、各地で自主避難などが相次いだ。 (時事通信)
震源地 根室半島沖 発震時刻 2003/09/26 08:11:44.69 緯度 42.761N 経度 144.989E 深さ 28.0km マグニチュード 5.3 ■ メカニズム解 節面1 走向/傾斜角 105.5/16.4 節面2 走向/傾斜角 217.9/83.6 P軸 方位/鉛直角 321.2/53.1 T軸 方位/鉛直角 111.5/40.8